本稿は、教職課程の科目である「教育原理」、「教育行政学」、「道徳教育の研究」、「倫理学」の授業に関して、受講生へのアンケートや感想を交えながら、討論形式を取り入れた授業実践の有効性について検討し、他者との討論を通じて自分の考えや価値観を客観化、相対化することがどのような意味において必要なのか、という問題について考察する。その結果、討論形式を取り入れた授業実践は、意味のある自己理解を促し、人間関係のスキルの向上や学習への動機付けなどの点で有効であることを検証する。さらに加えて、とりわけ論理的思考力と普遍化能力の獲得が重視されるべき点であることを指摘したい。In the thesis, we examine the validity of adoption of discussion and debate by students in classes of teacher-training course, especially the classes of "Principle of education". "Educational Administration", "Moral Education", and "Ethics", by using questionnaires and impressions written by students who attended the classes. And we investigate in what meaning we need to reconsider our opinions and take an objective view by discussing and debating with others. Conse...
本紀要第44巻所収の拙稿の続報である。初めて本格的なディベートを導入した1993年度前期「教育課程論I」の授業実践を紹介・自己分析している。1991年度のような単に立場指定をしただけの「ディベート的な...
本稿はO県K市内小学校で実施された校内研修の成果と課題を助言者の立場を踏まえ改めて総括したものである。同校が研修のテーマとした学級活動(話合い活動)場面は全国的な学力調査問題にも登場し重視されている...
本研究は,西田幾多郎門下の哲学者で近代の可能性を追求した文明批評家,土田杏村の教 育観と教育目的論を考察し,それとの関連において主著の一つである『道徳改造論』を対象 に,昭和初期の修身教科書批判の内...
本稿は、教職課程の科目である「教育原理」、「教育行政学」、「道徳教育の研究」、「倫理学」の授業に関して、受講生へのアンケートや感想を交えながら、討論形式を取り入れた授業実践の有効性について検討し、他者...
埼玉県越谷市道徳の時間は道徳教育の要として位置づけられ、要としての役割を果たすよう求められている。一方、教師が自信をもって道徳の授業を実践するためには、明確で具体的な多様な方法が求められているが、新し...
埼玉県越谷市小・中学校の教師392名を対象にアンケート調査を実施し、以下の結論を得た。 道徳では、役割演技などの...
「道徳の時間」は,学校の教育活動全体で行なう道徳教育の要として位置付けられており,教師の一方的な教授や徳目の解説にとどまらず,子どもたち一人ひとりが主体的に道徳的価値を深めることができるようにするこ...
「ねらい」は、「道徳の時間」においても、教師と子どもによって行われるある活動を教育実践として構成する際に不可欠の要素である。にもかかわらず、ねらい等の価値関連概念の確定が、広い意味で教育の手段ないしは...
本学では、平成11年度より学校教育基礎ゼミナールでディベートを行っているが、筆者は、平成14年度はコース選出担当教員として、15年度から17年度は外部講師の代わりのインストラクターとして足かけ4年間デ...
本稿は、保健福祉学科の必修授業科目「教育学」(1年次後期開設)についての授業評価アンケート調査結果の考察である。その結果、講義の声が聞き取れたことや詳細な講義レジュメを配布して勉強の役に立ったことにつ...
埼玉県越谷市これまでの形骸化した画一的な指導の脱却を図った再現構成法の道徳の授業に協同的な学びを取り入れる新しい試みについて,これまで実践を積み重ねた実際の授業の質的な分析を行い検証した.道徳資料の読...
Introduction: The commitment of faculty members to observe ethical principles and values in the role...
本研究の目的は、近年注目されている〈新しい能力〉やその指導方法について分析しつつ、道徳教育においてモデルの役割を教師が引き受けることの困難の構造を指摘することである。まず、〈新しい能力〉の特徴を整理す...
文部科学省が実施する道徳教科化に向け,今日の学校教育において,道徳教育が必要とされている理由と今後の在り方について検討した。その際に,これまでに実施されてきた総合単元的な道徳教育による「学校教育活動...
本研究は, 道徳の時間のねらいを明確にしようとする試みである。これまで, 道徳の学習指導案に書いてきたねらいは1時間のねらいとしては具体性がなく, ねらいの達成状況がチェックできないという問題点があっ...
本紀要第44巻所収の拙稿の続報である。初めて本格的なディベートを導入した1993年度前期「教育課程論I」の授業実践を紹介・自己分析している。1991年度のような単に立場指定をしただけの「ディベート的な...
本稿はO県K市内小学校で実施された校内研修の成果と課題を助言者の立場を踏まえ改めて総括したものである。同校が研修のテーマとした学級活動(話合い活動)場面は全国的な学力調査問題にも登場し重視されている...
本研究は,西田幾多郎門下の哲学者で近代の可能性を追求した文明批評家,土田杏村の教 育観と教育目的論を考察し,それとの関連において主著の一つである『道徳改造論』を対象 に,昭和初期の修身教科書批判の内...
本稿は、教職課程の科目である「教育原理」、「教育行政学」、「道徳教育の研究」、「倫理学」の授業に関して、受講生へのアンケートや感想を交えながら、討論形式を取り入れた授業実践の有効性について検討し、他者...
埼玉県越谷市道徳の時間は道徳教育の要として位置づけられ、要としての役割を果たすよう求められている。一方、教師が自信をもって道徳の授業を実践するためには、明確で具体的な多様な方法が求められているが、新し...
埼玉県越谷市小・中学校の教師392名を対象にアンケート調査を実施し、以下の結論を得た。 道徳では、役割演技などの...
「道徳の時間」は,学校の教育活動全体で行なう道徳教育の要として位置付けられており,教師の一方的な教授や徳目の解説にとどまらず,子どもたち一人ひとりが主体的に道徳的価値を深めることができるようにするこ...
「ねらい」は、「道徳の時間」においても、教師と子どもによって行われるある活動を教育実践として構成する際に不可欠の要素である。にもかかわらず、ねらい等の価値関連概念の確定が、広い意味で教育の手段ないしは...
本学では、平成11年度より学校教育基礎ゼミナールでディベートを行っているが、筆者は、平成14年度はコース選出担当教員として、15年度から17年度は外部講師の代わりのインストラクターとして足かけ4年間デ...
本稿は、保健福祉学科の必修授業科目「教育学」(1年次後期開設)についての授業評価アンケート調査結果の考察である。その結果、講義の声が聞き取れたことや詳細な講義レジュメを配布して勉強の役に立ったことにつ...
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本研究は, 道徳の時間のねらいを明確にしようとする試みである。これまで, 道徳の学習指導案に書いてきたねらいは1時間のねらいとしては具体性がなく, ねらいの達成状況がチェックできないという問題点があっ...
本紀要第44巻所収の拙稿の続報である。初めて本格的なディベートを導入した1993年度前期「教育課程論I」の授業実践を紹介・自己分析している。1991年度のような単に立場指定をしただけの「ディベート的な...
本稿はO県K市内小学校で実施された校内研修の成果と課題を助言者の立場を踏まえ改めて総括したものである。同校が研修のテーマとした学級活動(話合い活動)場面は全国的な学力調査問題にも登場し重視されている...
本研究は,西田幾多郎門下の哲学者で近代の可能性を追求した文明批評家,土田杏村の教 育観と教育目的論を考察し,それとの関連において主著の一つである『道徳改造論』を対象 に,昭和初期の修身教科書批判の内...